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ミッドセンチュリーインテリアとは?部屋づくりのコツやモダンなコーデの実例をご紹介

インテリア業界では、1940年~60年代に流行したアメリカ発祥の建築や家具のデザインのことをミッドセンチュリーと呼んでいます。イームズに代表されるような丸みのあるFRP製のチェアやビビッドな色彩、幾何学模様と言えばご存知の方も多いかもしれませんね。今回は、ミッドセンチュリーのモダンなインテリアコーディネート方法や部屋づくりのコツをお伝えします。

著者名:tamu

「世紀の真ん中」を意味するミッドセンチュリー。インテリア業界では、1940年~60年代に流行したアメリカ発祥の建築や家具のデザインのことをミッドセンチュリーと呼んでいます。イームズに代表されるような丸みのあるFRP製のチェアやビビッドな色彩、幾何学模様と言えばご存知の方も多いかもしれませんね。今回は、ミッドセンチュリーのモダンなインテリアコーディネート方法や部屋づくりのコツをお伝えします。

 

ミッドセンチュリーインテリアのレイアウト

一人暮らしの物が多めなインテリアレイアウト

 

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ソファやローテーブル、チェアなどでミッドセンチュリー感あふれるインテリアレイアウトを実現したワンルーム。他にも真鍮ボールライトやローテーブル、個性的なファブリックなど、ミッドセンチュリーのインテリアやアイテムで揃えられていますね。アイテム数や色数は多いですが、原色ではなくトーンを抑え、落ち着いた雰囲気とおしゃれな印象を受けるインテリアコーディネートです。

 

リビングの引き算インテリアレイアウト

 

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ミッドセンチュリーインテリアの中心となるソファ、ローテーブル、サイドボードの3つを揃えたリビングレイアウトです。そこにサイドテーブルやランプ、壁掛け時計、ウォールデコとミッドセンチュリーインテリアのアイテムをプラス。木部の色味や家具の年代を統一し、洗練されたモダンな印象になっています。部屋全体に余白のある飾りすぎない引き算レイアウトはお手本にしたいですね。

 

ダイニングの名作インテリアレイアウト

 

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イサム・ノグチのサイクロンダイニングテーブルにエーロ・サーリネンのエグゼクティブチェア。ミッドセンチュリーモダンインテリアの名作が揃ったダイニングです。足元が邪魔にならないテーブルはコンパクトなレイアウトが可能で、スペースを確保しにくいダイニングルームに取り入れやすいアイテム。明るく落ち着いた色合いのコーディネートがおしゃれですね。

 

寝室の左右対称インテリアレイアウト

左右対称に配置されたベッドサイドボードとテーブルランプがミッドセンチュリーらしいインテリアレイアウトの寝室。幾何学模様のベッドスローやベッドボードもミッドセンチュリーのアイテムです。色合いも穏やかで心地よく眠れそうなコーディネートですね。ミッドセンチュリーインテリアは鮮やかな色彩も魅力ですが、睡眠を妨げることもあるため寝室をスタイリングする場合は気をつけましょう。

 

コの字型キッチンのインテリアレイアウト

 

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ミッドセンチュリー時代の部屋に多いインテリアレイアウトが「コの字型」に配置した木製キッチン。シンプルなインテリアに、黄色やオレンジ色のポップなアイテムを取り入れ、ミッドセンチュリーインテリアの雰囲気を高めています。装飾のない扉もミッドセンチュリー時代のインテリアの特徴です。こんな素敵なキッチンなら家事もはかどって楽しく料理ができそうですね。

 

ミッドセンチュリーインテリアを楽しむコツ

一人暮らしでミッドセンチュリーを楽しむコツ

 

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一人暮らしのワンルームなど狭い部屋でミッドセンチュリーインテリアを楽しみたい場合は、部屋を広く見せることがコツです。こちらの実例では、明るく控えめな色を基調にして部屋を広く見せています。そこにオレンジ色をポイントでレイアウトし、適度に鮮やかでモダンなミッドセンチュリーのインテリアコーディネートが完成。明るい寝室は爽やかに目覚められるメリットもあります。

 

リビングでミッドセンチュリーを楽しむコツ

 

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広々としたお部屋に厳選されたミッドセンチュリーインテリアがレイアウトされたリビング。ソファやチェアなどの色合いを統一し、リビング全体の印象をすっきりとさせることがミッドセンチュリーインテリアを楽しむコツです。ブルーとイエローの反対色コーディネートが素敵ですね。エーロ・サーリネンのウームチェアが直線的なインテリアのなかで安らぎを与えています。

 

ダイニングでミッドセンチュリーを楽しむコツ

 

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ジョージ・ネルソンの大きなバブルランプが目を引く明るくモダンなダイニングです。ダイニングでミッドセンチュリーインテリアを楽しむコツは、スリムなダイニングテーブルを選ぶこと。そうすることで個性的なランプやチェアとのコーディネートもしっくりと決まります。シンプルなデザインで揃えたテーブルやベンチ、チェアは、アート作品などの鮮やかなウォールデコとも相性抜群です。

 

寝室で自分らしくミッドセンチュリーを楽しむコツ

ミッドセンチュリーインテリアの寝室をプライベートスペースとして自分らしく楽しむなら、ペンキで壁の色を変えてみるのもおすすめです。ただし、部屋全体ではなくアクセントとして使うことがコーディネートのコツ。落ち着いたグリーンはミッドセンチュリーインテリアとも相性がよく、おしゃれな印象もアップしますよ。ミッドセンチュリーのビンテージファブリックも可愛いですね。

 

キッチンでミッドセンチュリーを楽しむコツ

 

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食器や調理器具の多いキッチンでミッドセンチュリーを楽しむコツは、インテリアに統一感を持たせることです。実例ではアクセントカラーをミッドセンチュリーらしいオレンジ色と緑色で統一。アイテムの年代も1940年から1963年までを指すアトミックエイジで揃えています。統一感があるとコレクションしたアイテムもすっきりと見えますね。木製のキッチンもミッドセンチュリーインテリアを楽しむコツです。

 

ミッドセンチュリー部屋別おすすめ家具

一人暮らしにミッドセンチュリーデスク

 

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ジョージ・ネルソンのスワッグレッグデスクはインパクトもあり、ミッドセンチュリーインテリアの雰囲気作りとして一役買ってくれます。デスクなら実用的で一人暮らしにもおすすめです。コーディネートされているワイヤーチェアはミッドセンチュリーインテリアでぜひ取り入れたいイームズデザイン。チェアのビキニカバーは、座り心地も向上するのでお部屋でのリモートワークにも使えますね。

 

リビングにシンプルなミッドセンチュリーソファ

 

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リビングにおすすめの家具はミッドセンチュリーデザインのシンプルなソファ。こちらの実例で使われているのは日本のミッドセンチュリー家具カリモク60です。シンプルなデザインのソファはクッションなどファブリックでアレンジすれば飽きにくく、他の家具ともコーディネートしやすいメリットも。特にベーシックな色のソファは落ち着いたモダンインテリアを実現するコツです。

 

ダイニングにはデザイナーズチェア

 

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ミッドセンチュリーインテリアの特徴である曲線がデザインされたチェアは座り心地が良く、姿勢も保たれダイニングにおすすめの家具です。エーロ・サーリネンのチューリップチェアは代表的な赤いクッションもポップで素敵ですが、シックな色がモダンな印象を与えてくれます。とてもすっきりと大人な雰囲気のダイニングになっていますね。チューリップテーブルとのコーディネートもおすすめです。

 

寝室には木製のベッドサイドチェスト

 

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ミッドセンチュリーインテリアの寝室には、ぜひ木製のベッドサイドチェストを合わせてください。可能であれば家具は左右対称にレイアウトすると、ミッドセンチュリーらしいインテリアコーディネートが完成します。色味はセンチュリーによく見られるミディアムブラウンがおすすめ。ベッドボードの色味と合わせるのもポイントです。

 

キッチンにミッドセンチュリーカップボード

キッチンにおすすめの家具はミッドセンチュリーのカップボードです。こっくりとしたミディアムブラウンの家具をレイアウトすると、キッチンインテリアがおしゃれにランクアップ。こちらのように背が高いタイプは収納力も抜群です。お気に入りのミッドセンチュリーのビンテージカップやお皿は見せる収納を。キッチンにスペースがない場合はダイニングにレイアウトしても良いですね。

 

ミッドセンチュリー部屋別おすすめアイテム

一人暮らしのアクセントになるファブリック

 

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一人暮らしにはベーシックな色合いの家具に、アクセントでミッドセンチュリー感のあるファブリックを取り入れるのがおすすめです。シンプルで落ち着いたインテリアにラグやクッションなどで遊び心をプラス。ワンルームなど色々な家具が目につく場合でも、カラーコーディネートを意識してお部屋をおしゃれにまとめましょう。小さい面積なら色々な柄をレイアウトしても面白いですね。

 

リビングにミッドセンチュリーウォールデコ

ミッドセンチュリーインテリアではよく使われているウォールデコはリビングにはぜひ取り入れて欲しいアイテムです。壁は人の目に留まりやすいため、インテリアのスパイスとして一つ掛けるだけでも、部屋全体の印象がガラッと変化します。ミッドセンチュリーインテリアに多く見られる幾何学模様など、特徴的なデザインのウォールアートを複数レイアウトするとより印象的です。

 

ダイニングは時計でアクセント

 

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シンプルなダイニングスペースには、掛け時計などのミッドセンチュリーインテリアをアクセントに取り入れてみてはいかがでしょう。ジョージ・ネルソンのサンバーストクロックは機能的でインテリア性も優れているため、ダイニングのようなスペースにおすすめです。ミッドセンチュリーの時代、壁掛け時計はたくさんデザインされていますので、お好みのものを探してみるのも楽しそうですね。

 

寝室にはミッドセンチュリーランプ

 

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ミッドセンチュリーインテリアで寝室に取り入れて欲しいテーブルランプ。こちらの実例ではブラウンでコーディネートされたベッドサイドに、ミッドセンチュリーのテーブルランプが添えられています。ランプを家具の上に置くだけで空間がおしゃれになりますね。ゆったりと時間を過ごしたい寝室の電気を消してランプを灯すと、部屋の中に適度な暗さが生まれて安眠効果も高まると言われています。

 

キッチンのインテリアにもなる食器

 

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ミッドセンチュリーインテリアの空間で食事やお茶を楽しむなら、食器にもこだわりたいですよね。こちらのポップなオレンジ色の模様が可愛いティーカップは、ドイツのメーカー「ローゼンタール」のミッドセンチュリービンテージ。インテリアとして飾っておくだけでも素敵ですね。家具と同じように、食器もできれば少しずつ揃えていきたいものです。

 

ミッドセンチュリーインテリア特集まとめ

ミッドセンチュリーモダンコーディネートは落ち着いたインテリアが特徴です。コーディネートのコツは、飾りすぎず落ち着くインテリアを意識する、アイテムはミッドセンチュリーの中でも年代を揃える、の2点です。迷ったときは、当時の写真が掲載された雑誌やSNSで「mid-century」と検索するのもおすすめです。おしゃれなミッドセンチュリーインテリアが参考になります。