おしゃれ部屋を作るためのインテリアマガジン
家の中やお部屋を模様替えしようと思った時、どんなインテリアにしたいのか悩んだことはありませんか?「北欧」「モダン」など、テイストの名前をなんとなく知っていても具体的なインテリアをイメージできないことがありますよね。そこで今回は、インテリアのスタイルについて徹底解説します。人気のインテリアスタイルを3つのジャンルに分け、各ジャンルごとに6種類のテイストを集めました。
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家の中やお部屋を模様替えしようと思った時、どんなインテリアにしたいのか悩んだことはありませんか?「北欧」「モダン」など、テイストの名前をなんとなく知っていても具体的なインテリアをイメージできないことがありますよね。そこで今回は、インテリアのスタイルについて徹底解説します。人気のインテリアスタイルを3つのジャンルに分け、各ジャンルごとに6種類のテイストを集めました。ぜひ、参考にしてくださいね。
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最初にモダンジャンルのインテリアスタイルとして、6種類のテイストを紹介していきましょう。モダンジャンルの共通点は、直線的でシンプルなデザインが多いことです。中でもシンプルモダンインテリアは、家具や小物のデザインがすっきりとしており、クセがないため部屋作りしやすいスタイルと言えるでしょう。後述するモノトーンインテリアと違ってある程度自由に色を使えるため、家具を買い足しても家に合わせやすくなります。
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モノトーンインテリアは、白・黒・グレーといった無彩色系統に絞ってコーディネートするスタイルです。ミニマルで大人っぽい雰囲気になり、部屋がすっきりとして見えます。使う色が明確でイメージしやすいスタイルですが、家の中で他の色を一切使えないデメリットも。また、同じ系統の色だけだとのっぺりとして見えます。実例のグレーのレンガ調アクセントクロスのように、質感の異なるアイテムを入れるなど工夫しましょう。
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今や定番テイストとなった北欧モダンインテリアは、日本の家に馴染みやすいスタイルです。その理由は、木製家具を使うこと、デザインがシンプルで日本の狭い家を圧迫しないことが挙げられます。また、北欧デザインは歴史的に日本の影響を受けており、日本人の感性と合うことも理由です。ただ、華やかな色柄が多いことが日本の伝統的デザインと異なります。部屋のテーマカラーを決めてから家具を選び、統一感を出しましょう。
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モダンジャンルの中で、生活感を感じさせないスタイルがホテルライクインテリアです。白や黒などの無彩色系統を基調とする点はモノトーンインテリアと共通しますが、同時にゴールドやシルバーなどゴージャスなタイプの色も使います。清潔感と落ち着きがあり、まるでホテルで過ごすような非日常的な雰囲気の部屋ができますよ。このスタイルのポイントは、モノを置きすぎないこと、家の中に広いスペースを確保することです。
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アーバンインテリアは、都会的で洗練されたスタイルです。部屋にモノが少なくて清潔感があるテイストなので、ホテルライクインテリアとタイプが似ています。違いは、狭い家でも実現できて、程よく生活感があることです。例えばこの部屋には本が並べられ、窓辺の安楽椅子に座って読書する生活イメージがわいてきます。この部屋はニューヨークをテーマにしたスタイルで、白い空間に設置された革製の安楽椅子がスタイリッシュです。
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和モダンインテリアは、和のテイストと現代的な要素がミックスされたスタイルです。和がテーマの空間にモダンな要素を合わせることで、現代の暮らしにマッチした落ち着く雰囲気の部屋ができます。このスタイルのポイントは、木の柱や縁側など和の要素を入れること、モノを置きすぎずシンプルにまとめることです。最近は、画像の家のように北欧家具と和の要素を組み合わせた「ジャパンディ」というインテリアも人気があります。
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続いて古さが味になるジャンルのインテリアスタイルとして、6種類のテイストを紹介していきましょう。このジャンルの中で特に人気のスタイルが、インダストリアルインテリアです。古材、モルタル、レンガ、金属など、倉庫や工場を思わせる系統のアイテムを使い、無骨な雰囲気に仕上げます。似たタイプはブルックリンインテリアで、華やかな色柄の絨毯など装飾的アイテムをミックスする点がインダストリアルインテリアと違います。
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西海岸インテリアは、カリフォルニアの海を思わせるスタイルです。古材、モルタル、金属などを使いますが、ブルーカラーや海をイメージさせるアイテムを取り入れて爽やかな雰囲気を演出します。実例の部屋では、古材風のテーブル、モルタル風やレンガ調の壁紙に、海のアートやブルーのブランケットを合わせていますね。窓際にはヤシの木をイメージさせる観葉植物が置かれており、家の中なのに海辺のカフェのようなスタイルです。
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ミッドセンチュリーモダンインテリアは、50年代前後にデザインされた家具でコーディネートするスタイルです。代表的な家具は画像にあるグリーンの繊維強化プラスチック素材の椅子で、イームズがデザインしました。この時代を境に家具のデザインがシンプルな系統になっていったため、古さと同時に新しさを感じさせるのがこのスタイルの特徴です。カラフルな色やポップな造形が魅力で、レトロで楽しい雰囲気のお部屋が作れます。
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スペースエイジインテリアは、近未来を思わせるレトロかつモダンなスタイルです。50年代の宇宙開発競争に影響を受け、70年代前後に宇宙船や衛星をイメージした有機的なスタイルが流行しました。古くて新しいという点はミッドセンチュリーモダンと共通しますが、違いはSFの世界ような現実感のないデザインとミッドセンチュリーモダンよりもカラフルな色使いです。個性的なタイプのお部屋にしたい方におすすめします。
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古さが味になるジャンルの中で、日本人に馴染みやすいスタイルが昭和レトロインテリアです。古い家具や小物を並べ、懐かしい雰囲気に仕上げます。実例のお部屋にある古いミシンのように、お部屋のアイコンとなる存在感のあるアイテムを置くとそれらしい雰囲気を出せますよ。このスタイルは、特に築年数の長い家や古民家と相性抜群です。経年変化した柱や木枠の窓があれば、そのままいかしてコーディネートしましょう。
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アンティーク風インテリアは、古さが味になるジャンルの中でもキレイめのスタイルです。猫脚など曲線アイテムや装飾の施された椅子などを使い、エレガントに仕上げましょう。実例の部屋では、白を基調とした空間に優美な白いダイニングセットやアイアンの猫脚風トルソー、ローマ数字の壁掛け時計などを飾っています。このスタイルはイギリス風やフランス風など国によって雰囲気が変わるため、テーマを決めて部屋作りしましょう。
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最後にエスニックジャンルのインテリアスタイルとして、6種類のテイストを紹介していきましょう。エスニックジャンルは、カラフルな色柄や自由な雰囲気が特徴です。このジャンルの中で特に色を多く使うのがアジアンインテリアで、紫、ピンク、黄色といった鮮やかな色を組み合わせます。このスタイルのコツは、クッションなどに柄物を使うこと、自然素材や観葉植物を使いラフで温かみのある雰囲気にすることです。
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アジアがテーマのインテリアを細分化すると、柄が華やかでも色が派手ではないタイプのスタイルもあります。それが、バリ風インテリアです。実例の部屋のように、ラタン素材の家具、エスニック柄のクッションカバー、たくさんの観葉植物を使ってコーディネートします。黒や茶色などの落ち着いた色を使ってリゾートのような雰囲気に仕上げるので、日本の一般的な家でも取り入れやすいスタイルです。ラフでくつろげる空間になります。
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モロッコインテリアは、異国情緒溢れる優雅なスタイルです。モロッコはフランスの植民地だった背景があるため、中東のエスニック感と欧州のエレガントな雰囲気がミックスされた独特のお部屋になります。実例の部屋のように白を基調とした空間とも相性抜群で、日本の家でも取り入れやすいスタイルです。手前にあるプフと呼ばれるクッションはモロッコインテリアのアイコン的存在で、1つあるだけでもモロッコ風の雰囲気になります。
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近年エスニックジャンルの中で人気が高まっているスタイルが、アフリカンインテリアです。独特の柄は存在感がありますが、生成色、ベージュ、茶色など自然や大地を感じさせるカラーを使います。大人っぽく落ち着いた雰囲気の部屋になるので、日本の家でもコーディネートしやすいスタイルと言えるでしょう。実例の部屋では、壁のアートや床のラグ、テーブルの人型の置物などを使ってアフリカンスタイルを表現しています。
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ボヘミアンとはチェコのボヘミア地方の民族柄を使ったスタイルのことですが、そこに住む自由な放浪生活を送る人々の生活スタイルも意味します。つまり、インテリアとしては、エスニック柄を取り入れつつ自由でラフな雰囲気のスタイルと言えるでしょう。実例の部屋では民族柄のラグを取り入れ、古いデスクやギターでラフなスタイルを表現しています。植物もたくさん飾っており、自然の中で気ままに生きるスタイルを感じさせますね。
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BOHO(ボーホー)とは、ボヘミアンとソーホーを合わせた言葉です。自由なボヘミアンスタイルとニューヨークのソーホー地区の都会的ライフスタイルをミックスし、エスニックかつ洗練されたモダンな雰囲気に仕上げます。この部屋では、民族柄のラグや自然素材のかごに、モダン要素としてシンプルなベッド、ゴールドのブラケット照明などを合わせていますね。エスニックすぎないので、日本の家でも取り入れやすいスタイルです。
終わりに、インテリアスタイルの2つの決め方をお伝えします。1つは、現在の持ち物に合わせて決める方法です。例えば、古材家具やアイアンアイテムが多いなら、インダストリアルインテリアが作れます。持ち物を買い換えずに済むことがメリットです。もう1つは、好きなスタイルに合わせてアイテムを揃える方法で、持ち物が少ない方や引っ越す方におすすめします。紹介したポイントを踏まえ、自分らしいスタイルの家にしましょう!