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スタイリッシュな黒インテリア特集!全体のコーデやシンプルモダンな部屋の実例をご紹介

黒をテーマにしたインテリアは大人っぽくて高級感があり、スタイリッシュです。ただ、レイアウト次第では圧迫感が出るため、コーディネートに工夫が必要となります。黒インテリアはどんな部屋でも実現できますが、今回は特に印象的なコーディネートになる3つの部屋を選びました。家の中心であるリビング、家の顔である玄関、そして一人暮らしの部屋です。スタイリッシュでおしゃれな部屋を目指す方は、ぜひ参考にしてくださいね。

著者名:Ash

黒インテリアのコーディネートを実例で紹介

黒をテーマにしたインテリアは大人っぽくて高級感があり、スタイリッシュです。ただ、レイアウト次第では圧迫感が出るため、コーディネートに工夫が必要となります。黒インテリアはどんな部屋でも実現できますが、今回は特に印象的なコーディネートになる3つの部屋を選びました。家の中心であるリビング、家の顔である玄関、そして一人暮らしの部屋です。スタイリッシュでおしゃれな部屋を目指す方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

おしゃれな黒インテリア《リビング》

黒を部屋に散りばめたホテル風の黒インテリア

 

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最初にリビングの黒インテリアのコーディネート例を見ていきましょう。黒インテリアの作り方は大きく分けると2通りで、部屋の大部分を黒にする方法と部分的に黒をレイアウトする方法です。実例のホテル風インテリアのリビングは前者で、ドアや家具、壁のアートなど部屋のあちこちに黒を散りばめています。シックで落ち着いた雰囲気ですが、黒が多くても暗くなりすぎないのは床やアートなどに明るい白を取り入れているためです。

 

遊び心のあるカジュアルモダンな黒インテリア

 

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部屋の大部分を黒にするコーディネートとして、実例のように壁を黒にする方法があります。この部屋は壁に加えてソファやフロアライト、リビングテーブル、さらには右のダイニングにあるチェアも黒ですが、暗さや圧迫感がありません。その理由は、鮮やかな色柄のクッションや壁面アートをレイアウトしているからです。大人っぽい黒と遊び心のある色柄がお互いを引き立て合い、うまくまとまっているカジュアルインテリアと言えます。

 

黒の壁紙で奥行きを出したレトロモダンインテリア

こちらのリビングも壁を黒にしていますが、先程の実例と違ってもっと狭い範囲になっています。壁の大部分を白にし、アクセントクロスとして黒を取り入れるとこで、奥行きを感じさせる手法です。これは黒が遠くに見える後退色であることを利用したもので、部屋を実際よりも広く見せられます。家具や照明にも黒を使ったレトロモダンインテリアですが、明るい色の床やソファ、カーテンを入れることでバランスがとれていますね。

 

色を絞ったナチュラルモダンな黒インテリア

 

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インテリア初心者におすすめの黒インテリアは、部分的に黒を使うコーディネートです。黒の面積が少ないため、圧迫感や暗さを軽減できます。実例は、家具とアートに黒を使ったナチュラルモダンインテリアのリビングです。これまでの実例と比べて黒の量が控えめになっています。それでも黒を印象づけられているのは、他の色を絞っているからです。壁や天井は白・モルタルで、あとはラタンや木、革など素材の色をいかしています。

 

黒を効果的にレイアウトした北欧モダンインテリア

 

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こちらの北欧モダンインテリアのリビングも、限られた範囲で黒をレイアウトしたパターンです。リビングテーブルや照明、壁のオブジェ、クッションカバーなど、部分的に黒を使っています。色をグレー・白・黒に抑え、モノトーンでシンプルにまとめているので、黒が映えるのに暗い印象は与えません。北欧モダンインテリアは本来カラフルな色も使いますが、このように色を抑えてコーディネートすると大人っぽくておしゃれですね。

 

穏やかでスタイリッシュな黒のジャパンディインテリア

黒インテリアは、和モダンインテリアと北欧インテリアをミックスしたジャパンディインテリアにもおすすめです。黒を部分的に取り入れることで、和と北欧の落ち着きを残しつつ、シックでかっこよさもあるコーディネートになります。実例は、黒の家具・照明・雑貨をレイアウトしたジャパンディインテリアです。光沢のない黒を使って調和させているのがポイントで、黒のスタイリッシュさと和×北欧の穏やかさを両立させています。

 

おしゃれな黒インテリア《玄関》

鏡のレイアウトがポイントのアーバンな黒インテリア

 

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続いて玄関の黒インテリアのコーディネート例を見ていきましょう。玄関はリビングよりも狭い空間なので、黒をレイアウトする場合は圧迫感や暗さへの配慮が一層必要となります。実例は都会的なアーバンスタイルの玄関で、壁の広い部分に黒が使われているものの、暗さや圧迫感がありません。これは白が多いという理由だけでなく、大きな鏡もポイントです。反射で空間を明るくし、部屋を映し出して実際よりも広く見せています。

 

アートが際立つモノトーンな黒インテリア

 

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玄関にアートをレイアウトしたいなら、壁を黒にしてはいかがでしょう。後退色の黒がアートの美しさを際立たせ、印象的なコーディネートを作り上げます。例えば実例の玄関は、黒い壁に白いアートを飾ったモノトーンインテリアです。全て白と黒で構成されたシンプルな空間なので、アートが映える場所になっていますね。アートのレイアウトもデザインとしておしゃれです。白の配分がちょうどよいため、圧迫感が軽減されています。

 

黒×グレーのコントラストがおしゃれなモダンインテリア

 

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黒インテリアでよく使われる組み合わせは黒×白ですが、グレーと合わせるのもおすすめです。レイアウト次第では、こなれ感のあるコーディネートになります。例えば実例は、グレーの壁と黒いドアを合わせたモダンインテリアの玄関です。グレーを広い範囲で使うと通常は圧迫感がありますが、グレーよりも暗い黒を合わせることでコントラストによって圧迫感が緩和されていますね。そこに白も入り、絶妙な色バランスがとれています。

 

温もりをプラスしたシンプルモダンな黒インテリア

 

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黒がテーマのインテリアはスタイリッシュで洗練されたものばかりと思われがちですが、木目を入れると温もりがプラスされて全く異なる印象を与えます。例えば実例の玄関は、黒を部分的に使ったシンプルモダンインテリアです。このテイストならではのミニマルさや黒らしい大人っぽさはありますが、天井や床にたっぷりと木目がレイアウトされているので、穏やかさも感じさせますよね。帰宅した時にほっとする気分になるでしょう。

 

色の微妙な違いを楽しむシンプルモダンな黒インテリア

 

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インテリアにおける黒にはさまざまな種類があり、漆黒のような深い黒や墨色のような灰色がかった黒などがあります。純粋な黒は力強い印象を与え、灰色に近いと穏やかになるので、好みに合わせて使い分けましょう。実例のシンプルモダンインテリアでは、玄関のリビングドアにリクシルのチャコールブラックという上品な色を採用しています。左に濃い黒のラックを並べることで、色の微妙な違いを楽しめるようになっていますね。

 

黒板風アートのあるヴィンテージ風インテリア

 

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カジュアルな黒インテリアの玄関を目指すなら、実例のように黒板風アートをレイアウトしたヴィンテージ風インテリアはいかがでしょう。黒板風アートとは黒く塗装したベニヤに白いペンを使ってイラストを描いたもので、100均の材料や塗料を使えば気軽にチャレンジできます。堅苦しさがなく、ラフでスタイリッシュな雰囲気が好きな方におすすめです。インダストリアルな雑貨や多肉植物を使ったコーディネートによく合います。

 

おしゃれな黒インテリア《一人暮らしの部屋》

黒の引き締め効果を利用した北欧モダンインテリア

 

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最後に一人暮らしの部屋の黒インテリアのコーディネート例を見ていきましょう。一人暮らしの部屋は基本的にスペースが限られているため、圧迫感や暗さを軽減するために部分的な黒のレイアウトがおすすめです。実例は北欧モダンインテリアにコーディネートされた一人暮らしの部屋で、空間に散りばめられた黒が白い空間の引き締め役となっています。色数が少なくてシンプルですが、黒のおかげで単調ではなく躍動感がありますね。

 

色の黄金比率を利用したシンプルモダンインテリア

 

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カラーコーディネートには、部屋をおしゃれに見せるためのさまざまな法則があります。その1つが色の黄金比率で、部屋の中にある色の比率を70%:25%:5%になるようにするとバランスよく見える法則です。こちらの一人暮らしの部屋はまさにそうで、白・グレー・黒が黄金比率に近い配分になっています。特にアクセント色としての黒の使い方が秀逸で、白×グレーのシンプルモダンインテリアを上手に引き締めていますね。

 

黒の配置テクで開放感を演出したフレンチインテリア

黒は圧迫感のある色ですが、実は上手に利用すると開放感も演出できます。その方法とは、天井を白にして床付近を黒にするレイアウトです。こちらの一人暮らしの部屋は天井やベッド周りなど大部分が白で、床付近には黒いソファがレイアウトされています。上の空間は軽く見える白、下の空間を重く見える黒にすることで、開放的に見せるテクニックです。このおかげで、エレガントなフレンチインテリアが重苦しくなく綺麗に見えます。

 

質感の違う黒を楽しむレトロモダンインテリア

同じ黒でも家具や小物の素材を変えると、質感の違いを楽しめるようになります。例えばこちらの一人暮らしの部屋で黒が使われている場所は、レトロなレザーのソファ、金属の照明やテーブルの脚、ラグの模様、プラスチックのアートフレームです。異素材の黒を組み合わせることで、メリハリがあって表情豊かなコーディネートになっていますよね。懐かしさとスタイリッシュさが混じり合うレトロモダンなインテリアにぴったりです。

 

小面積でも黒が主役のシンプルモダンインテリア

一人暮らしの部屋では黒を控えめに取り入れるのが基本ですが、使う面積が少なくても黒を主役にしたコーディネートは可能です。実例のように黒い家具を部屋の中央にレイアウトして周りの色をシンプルにすると、黒を印象づけるインテリアが完成します。このコーディネートのポイントは、木目を取り入れているところです。主張の強い黒が木目で緩和され、スタイリッシュさと温もりのバランスがとれたコーディネートになっています。

 

軽やかな黒がアクセントのナチュラルインテリア

一人暮らしの部屋のカーテンを黒にすると、圧迫感によって狭い部屋が余計に狭く見えることがあります。しかし、実例のように光を通す素材の黒いカーテンにすると、圧迫感を抑えつつ、黒の持つ魅力を引き出せるコーディネートが可能です。この部屋はラタンの安楽椅子や木製スツールをレイアウトしたナチュラルインテリアですが、軽やかな黒いカーテンを加えることで、程よく引き締まって大人っぽい印象を与えます。

 

黒インテリアのコーディネートまとめ

実例からもわかるように、黒インテリアは色の配分がポイントです。圧迫感をもたらす性質があるため、アクセントとしての部分的な使い方を基本とし、広い面積に取り入れる場合は白や鮮やかな色とセットで使います。インテリア上級者の方は、黒を効果的に使うテクニックで奥行きや開放感も表現してみましょう。今回の実例やコーディネートのポイントを実践し、黒を上手に取り入れて魅力的なインテリアを実現してくださいね。