SLFT(スリフト)

おしゃれ部屋を作るためのインテリアマガジン

12畳LDKのレイアウト実例集!おしゃれなインテリアコーデや家具の配置方法などをご紹介

12畳のLDKは賃貸アパートやマンションではよくある広さですが、やや狭いと感じるサイズです。ダイニングキッチンを8畳にすると、リビングは5畳になるので家具の配置が難しくなります。また、対面キッチンにするとさらにスペースが必要です。ただ、12畳のLDKでも工夫次第でおしゃれで快適な部屋を実現できます。今回は長方形、正方形、L字の実例を見ながら、12畳LDKのレイアウトのコツについて解説しましょう。

著者名:Ash

12畳LDKのレイアウト術をご紹介

12畳のLDKは賃貸アパートやマンションではよくある広さですが、やや狭いと感じるサイズです。ダイニングキッチンを8畳にすると、リビングは5畳になるので家具の配置が難しくなります。また、対面キッチンにするとさらにスペースが必要です。ただ、12畳のLDKでも工夫次第でおしゃれで快適な部屋を実現できます。今回は長方形、正方形、L字の実例を見ながら、12畳LDKのレイアウトのコツについて解説しましょう。

 

12畳長方形LDKのレイアウト

キッチンとダイニングを平行にしたレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

Standard Co.,Ltd.(@standard_coltd)がシェアした投稿

最初に12畳LDKのレイアウトとして、長方形LDKの部屋作りについて紹介しましょう。キッチンとダイニングを平行に配置する方法は、長方形の12畳LDKの一般的なレイアウトです。ダイニングキッチンをゆったりと使えますが、リビングは狭く感じます。そのため家具の配色を工夫し、シンプルなコーディネートで圧迫感を軽減しましょう。実例は床、テーブル、収納棚の木の色に統一感があり、圧迫感を感じにくくなっています。

 

ダイニングを部屋の中心にしたレイアウト

リビングは家の中心とよく言われますが、この12畳LDKの実例のように、ダイニングを部屋の中心にしたレイアウトも可能です。この配置は椅子で過ごす時間が多い暮らしに向いています。キッチンやリビングからアクセスしやすいレイアウトなので、食事、リモートワーク、子供の勉強などに便利です。この部屋は天井の配管を見せるインダストリアルインテリアになっており、12畳LDKの狭さを感じさせないコーディネートですね。

 

片肘ソファで圧迫感を軽減したレイアウト

12畳LDKをダイニングキッチンが広いレイアウトにするとリビングは狭くなります。3人掛けソファは圧迫感があるため2人掛けが望ましいですが、窮屈で座りにくいことも。そこでおすすめするのが片肘ソファです。ゆったり座れて、12畳LDKが広く見えます。実例ではダイニングセットをキッチンと直角になるように配置していますが、シンプルなインテリアコーディネートと片肘2人掛けのおかげで部屋にゆとりがありますね。

 

細長さをいかして家具を配置したレイアウト

長方形の12畳LDKの形は様々です。正方形に近いLDKもありますが、細長いLDKの部屋は形をいかして家具を配置しましょう。実例では奥に2人用のダイニングセット、手前のリビングには3人掛けソファをレイアウトしています。通常12畳のLDKに3人掛けを置くと圧迫感がありますが、このようなレイアウトならすっきりと見えますね。エスニックインテリア×北欧家具の鮮やかなミックスコーディネートがおしゃれです。

 

ダイニングセットをあえて置かないレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

TINY HOUSES DREAMS (@tinyhousesdreams)がシェアした投稿

カウンターキッチンのある12畳LDKでは、あえてダイニングセットを置かないレイアウトもおすすめです。食事はカウンター、くつろぐのはリビングにすれば、12畳LDKがゆったりとした空間になります。実例ではリビングが広くなったため、3人掛けソファを配置していますね。壁や収納棚に明るい色を使って圧迫感を軽減しているのもポイントです。爽やかでおしゃれにコーディネートされた西海岸インテリアですね。

 

1人掛けソファで部屋を広く使えるレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

our_decor.home 2022(@our_decorhome2022)がシェアした投稿

12畳LDKに住む人数が少ない場合は、1人掛けソファの配置がおすすめです。家具がリビングを圧迫しないため、部屋をゆったりと使えて12畳LDKが広く見えます。ソファと床座での過ごし方が半々という方にもおすすめのレイアウトです。実例はカウンターキッチンがあり、ダイニングセットを配置する必要がないためさらに広くなります。装飾をたっぷり使ったクラシックインテリアですが、圧迫感を感じないコーディネートです。

 

12畳正方形LDKのレイアウト

ソファの配置工夫で空間を仕切るレイアウト

続いて12畳LDKのレイアウトとして、正方形LDKの部屋作りについて紹介しましょう。正方形の12畳LDKのレイアウトのポイントは、家具の配置による空間作りです。長方形やL字よりも生活空間を区切りづらいため、大きな家具で仕切ることになります。実例では2人掛けソファのレイアウトによって、リビングとダイニングを仕切っていますね。シンプルな北欧インテリアにコーディネートされており、すっきりしたLDKです。

 

モノトーンのメリハリで広く見せるレイアウト

配色も12畳LDKを広く見せるコツです。特に正方形の12畳LDKは奥行きがないため、色を絞ったほうがすっきりして圧迫感を感じにくくなります。実例は白と黒のモノトーンインテリアにコーディネートされたLDKです。シンプルでおしゃれなレイアウトですが、家具の色にも注目しましょう。床置きのソファに暗い色を使い、天井には暗い色を使っていません。暗い色を下、明るい色を上にすると圧迫感を感じにくくなります。

 

壁付けキッチンで余白を残すレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

Katharina Kölln(@hiermitmir)がシェアした投稿

対面キッチンは会話しながらの作業に便利ですが、12畳LDKでは圧迫感が出やすくなります。12畳LDKの各スペースをゆったりと使いたいなら、壁付けキッチンのレイアウトがおすすめです。実例の手前にはカウチソファと1人掛けソファが配置されていますが、壁付けキッチンで余白があるため圧迫感を感じにくいレイアウトですね。木製家具や梁など自然素材を使ってコーディネートしており、おしゃれで落ち着くインテリアです。

 

ダイニングとリビングを横並びにしたレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

Ahşap Ev | Wood House (@ahsapucgenev)がシェアした投稿

12畳LDKではダイニングとキッチンが近いレイアウトが人気ですが、リビングとダイニングの両方で食事する場合は、双方をキッチンから同じ距離にしましょう。実例のようにダイニングを端に寄せて隣にソファを置くと、キッチンから両方にアクセスしやすくなります。これは正方形の12畳LDKならではの配置です。濃い色の梁や木製家具を使ったレトロモダンインテリアになっており、コンパクトで落ち着くコーディネートですね。

 

ダイニングソファでゆとりを作るレイアウト

限られた12畳LDKに広いソファもダイニングセットも置きたい場合は、ダイニングソファを配置するのはいかがでしょう。広いソファにゆったり座り、食事もくつろぎ時間も楽しめます。ソファで眠りたい方には不向きですが、12畳LDKをゆとりのある空間にしたい方にはおすすめです。実例は明るい色の木製家具や爽やかな色のソファをレイアウトしており、圧迫感のないナチュラルインテリアにコーディネートされています。

 

あえてソファなしで部屋を広く使うレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

chiaki(@chii_ne)がシェアした投稿

子供のいる12畳LDKの暮らしにおすすめなのが、ソファを置かないレイアウトです。リビングを広く使えるため、子供がのびのびと過ごせます。床座での過ごし方が多い方にもおすすめです。12畳LDKの限られた空間が広く見える効果もあります。実例のように暗い色の床の場合は、白などの明るいラグを敷くと部屋がさらに広く見えますよ。模様のないシンプルなラグを配置すれば、おしゃれなレトロインテリアにも溶け込みます。

 

12畳L字LDKのレイアウト

適切なサイズの家具で移動しやすいレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

(@k___s.4693___)がシェアした投稿

最後に12畳LDKのレイアウトとして、L字LDKの部屋作りについて紹介しましょう。L字の12畳LDKでは、リビング、ダイニング、キッチンといったそれぞれの場所が固定されます。そのため、適切なサイズの家具を配置して余白を作りましょう。実例はリビングが独立したL字LDKです。キッチンと横並びにレイアウトしたダイニングセットは大きすぎないため、リビングからダイニングキッチンへ移動しやすくなっています。

 

デザイン家電をダイニングに置くレイアウト

こちらの部屋は、リビングとダイニングが同じ空間にあり、キッチンが右に独立したL字のLDKです。ダイニングに冷蔵庫、その隣の棚にはトースターがレイアウトされていますが、どちらもおしゃれなデザインのためインテリアに溶け込んでいますね。12畳のLDKではキッチンスペースが限られて家電が配置できない場合もありますが、こういったデザイン家電を選ぶとインテリアの邪魔にならないコーディネートが可能です。

 

青をアクセントにした落ち着くレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

NARAYA(@naraya_kensetsu)がシェアした投稿

白は12畳LDKを広く見せてくれる色ですが、シンプルなため飽きることもあります。特にL字の12畳LDKは場所が固定されて模様替えが難しいですが、青をアクセントにしたレイアウトなら飽きずに楽しめますよ。白よりも個性が出ると同時に、青の持つ効果で落ち着きのあるLDKになります。実例のインテリアは、ソファやダイニングの椅子といった家具、棚の小物、キッチンの一部に青を使ってコーディネートしていますね。

 

段差でメリハリをつけたLDKのレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

Standard Co.,Ltd.(@standard_coltd)がシェアした投稿

L字の12畳LDKは、レイアウト次第でキッチンが狭くなることもあります。それを避けるための手段が段差です。実例のようにキッチンを高くしてリビングダイニングを低くすると、空間にメリハリが生まれます。12畳LDKが視覚効果で実際よりも広く見えますよ。このLDKは木製フローリングに木製家具を配置して北欧インテリアにコーディネートしていますが、キッチンの床を濃い色にして色でもメリハリをつけていますね。

 

丸テーブルの配置で回遊動線を作るレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

misa(@r.y0323__home)がシェアした投稿

こちらは右にリビング、手前にキッチン、左にダイニングのあるL字LDKです。左奥に洗面所、キッチンの対角線上に階段がありますが、丸テーブルを配置することでどこでも移動できるようにしていますね。このようなレイアウトを回遊動線と言います。丸テーブルは場所をとると思われがちですが、L字の12畳LDKでは逆に効率のいいレイアウトも可能です。色の少ないモダンインテリアのコーディネートですっきりと見えますね。

 

テレビを壁掛けにして余白を作るレイアウト

 

この投稿をInstagramで見る

 

ᴷᴬᴺᴬ(@simple0120____)がシェアした投稿

12畳LDKのリビングが狭い時は、テレビを壁付けにしてみましょう。12畳LDKにソファを置いても余白ができるため、部屋を広く使えます。実例はダイニングとキッチンが横に並び、リビングが独立したL字のLDKです。大きなテレビ台を置くと圧迫感が出ますが、テレビを壁付けにしてその下に奥行の短い収納家具を置くことですっきりしています。物が少なく、シンプルでおしゃれなモダンインテリアのコーディネートです。

 

12畳LDKのレイアウトまとめ

12畳LDKを快適な空間にレイアウトするためには、間取りの形をいかすことがポイントです。長方形のLDKはその形に沿った家具を選び、正方形のLDKは家具で生活空間を仕切り、L字のLDKでは適切なサイズの家具を配置して余白を作ります。そして全ての間取りに共通するコツが、圧迫感のないデザイン・色を選ぶことと、家具の配置で暮らしにあった動線を作ることです。実例を参考に過ごしやすい12畳LDKにしましょう。